2026年現在、式秀部屋(しきひでべや)は茨城県龍ケ崎市に拠点を置く日本相撲協会所属の相撲部屋です。師匠を務めるのは、現役時代に前頭九枚目まで昇進した元北桜の式守秀五郎親方。個性的なしこ名を持つ力士たちが所属する一方、2020年には女将の指導をめぐって力士9人が一時的に部屋を離れる騒動が起き、相撲部屋の運営体制にも関心が集まりました。
現在の所属力士、所在地、入門希望者や後援会への問い合わせ方法から、創設者の大潮、北桜への部屋継承、出羽海一門への転属理由、過去の運営問題まで、日本相撲協会の公式情報と当時の報道をもとに整理します。2026年10月21日時点で確認できる最新情報を押さえながら、式秀部屋の現状と今後を考えるためのポイントを解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 現在の師匠:元前頭九枚目・北桜の式守秀五郎親方。部屋は茨城県龍ケ崎市佐貫にあります。
- 所属力士:2026年9月場所の番付と9月30日発表の引退情報を照合すると、公開資料上で確認できる現役力士は8人です。
- 過去の問題:2020年の力士9人の集団離脱では、女将と日本相撲協会の関係や、師匠の監督責任という制度上の課題が浮き彫りになりました。
【2026年最新】式秀部屋はどこにあり、師匠と所属力士は誰?
式秀部屋の基本情報を確認するうえで、最も確かな情報源となるのが日本相撲協会の公式サイトです。部屋紹介ページでは所在地、師匠、所属力士の四股名や番付などが公開されています。
師匠の式守秀五郎親方は、現役時代に北桜のしこ名で土俵に上がり、最高位は前頭九枚目でした。日本相撲協会の年寄プロフィールによると、本名は向英俊さん、1971年12月15日生まれ。現役時代の生涯戦歴は713勝711敗15休です。
現在の式秀部屋は、幕内力士や十両力士を抱える部屋ではなく、序二段・序ノ口を中心に若手力士が番付を上げていく段階にあります。関取の在籍状況と、部屋に所属する力士の人数は別の指標です。所属力士が何人いるかだけでなく、それぞれの番付や場所ごとの成績を追うと、部屋の現在地をより具体的に把握できます。
式秀部屋の基本データ
- 部屋名:式秀部屋(しきひでべや)
- 師匠:式守秀五郎親方(元前頭九枚目・北桜)
- 所在地:〒301-0032 茨城県龍ケ崎市佐貫4-17-17
- 所属一門:出羽海一門
- 創設:1992年
- 問い合わせ先:式秀部屋の案内で告知されているFAX番号は0297-66-9836
所在地は日本相撲協会の公式部屋紹介ページに掲載されている住所です。見学や訪問を希望する場合は、稽古の実施状況や受け入れ条件を事前に部屋へ確認してください。住所が公開されていることと、いつでも自由に見学できることは同じではありません。
【所属力士一覧】2026年の番付と最新の在籍状況
式秀部屋の所属力士を調べる際には、番付がいつのものかを確認する必要があります。日本相撲協会の部屋紹介ページには2026年9月場所の番付に基づく力士一覧が掲載されていますが、同協会の引退力士情報では、2026年9月30日発表分に式秀部屋の黎大丸(れおんまる)が含まれています。
このため、部屋紹介ページに表示された9人を、そのまま10月21日時点の現役力士数として扱うのは正確ではありません。以下は、9月場所の番付と引退発表を照合して整理した、公開資料上で確認できる8人の一覧です。記載する番付は9月場所のものであり、次の場所の番付を示すものではありません。
- 赤虎(あかとら):東序二段筆頭
- 大当利(おおあたり):東序二段八枚目
- 冨蘭志壽(ふらんしす):西序二段二十七枚目
- 爽(さわやか):西序二段三十二枚目
- 豪鬼神(ごうきしん):西序二段九十四枚目
- 宇瑠寅(うるとら):西序二段九十五枚目
- 爆虎神(ばくこじん):西序ノ口二枚目
- 潮来桜(いたこざくら):西序ノ口十三枚目
※四股名の読みは日本相撲協会の公式表記に基づきます。2026年11月場所の番付発表やその後の所属変更によって、番付・在籍状況が変わる可能性があります。最新の確認には協会の部屋紹介ページと引退力士情報の両方を参照するのが確実です。
式秀部屋を語るうえで、関取の輩出実績も見逃せません。相撲記録を整理した観戦ガイドによると、部屋から初めて関取が誕生したのは2012年3月場所で、力士は千昇(せんしょう)でした。千昇の最高位は十両十四枚目で、2026年9月場所時点では式秀部屋に関取は在籍していません。
関取が不在であることは、現在の部屋の競技成績を考える際の重要な事実です。ただし、番付は力士個人の成績や昇降によって変わります。所属力士が今後どこまで番付を上げるかは、場所ごとの勝敗や成長を継続して見る必要があります。
【歴代師匠と一門転属】大潮が創設し、北桜が継承した経緯
式秀部屋の歴史は、現在の師匠である式守秀五郎親方だけで始まったわけではありません。創設者は、現役時代に小結まで昇進した大潮憲司です。大潮は時津風部屋から独立し、1992年4月に式秀部屋を創設しました。
その後、2013年1月に師匠が交代します。先代には部屋を継承できる部屋付き親方がいなかったため、北の湖部屋で後進の指導にあたっていた元北桜が後継者となりました。2013年1月4日付で式守秀五郎を襲名し、式秀部屋を継承しています。
この継承に伴って注目されるのが、時津風一門から出羽海一門への転属です。北桜は出羽海一門に属する北の湖部屋の出身でした。部屋の継承者が変わったことに加え、継承者の出身部屋が属する一門との関係があり、式秀部屋も出羽海一門へ移りました。
式秀部屋の沿革を時系列で整理すると、次のようになります。
| 時期 | 出来事 | 意味・背景 |
|---|---|---|
| 1992年4月 | 元小結・大潮が式秀部屋を創設 | 時津風部屋から独立して部屋の歴史が始まる |
| 2012年3月場所 | 千昇が部屋初の関取に昇進 | 創設以来初めて十両力士が誕生 |
| 2013年1月4日 | 元北桜が式守秀五郎を襲名し、部屋を継承 | 先代の停年に伴う師匠交代 |
| 2013年1月 | 時津風一門から出羽海一門へ転属 | 後継者の北桜が出羽海一門に属する北の湖部屋の出身だったことが背景 |
| 2020年8月 | 力士9人の一時的な集団離脱が報道される | 女将の指導、師匠の監督責任、協会の対応が問題となる |
| 2026年10月21日時点 | 式守秀五郎親方が師匠を務める | 協会公式情報で部屋の所在地と師匠を確認できる |
ここで押さえておきたいのは、相撲部屋の継承は一般企業の社長交代や家族間の相続とは異なるという点です。年寄名跡を襲名する親方と、日本相撲協会内の制度や調整が関わります。式秀部屋の事例は、部屋の名称や伝統が引き継がれても、師匠の交代によって一門との関係が変わり得ることを示しています。
【女将問題の真相】2020年の集団離脱と日本相撲協会の対応
式秀部屋の評判を調べると、2020年8月に起きた女将をめぐる問題が大きな話題として浮かび上がります。発端となったのは、所属力士9人が部屋を一時的に離れ、指導や生活管理に関する不満を日本相撲協会側に訴えたことでした。
当時の報道によると、式秀親方は体調を崩し、力士の稽古以外の生活指導を十分に担えない状況にありました。そのため女将が師匠代行として部屋の管理に関わるようになり、生活上の指示や指導のあり方をめぐって力士との間に対立が生じたとされています。
スポーツニッポンは2020年8月6日、力士9人が部屋を離れ、女将の行き過ぎた指導について協会側に報告したと伝えました。日刊スポーツも同月、生活指導や食事管理への不満、協会が女将に直接対応する難しさを報じています。これらは当時の報道に基づく内容であり、報道された個々の訴えと、協会による正式な事実認定や処分を同一視することはできません。
騒動の経過
- 2020年8月4日:力士9人が部屋を一時的に離れ、指導上の問題について救済を求めたと報道される。
- 8月5日:力士たちが部屋に戻り、日本相撲協会のコンプライアンス委員会による聞き取りが進められた。
- 8月9〜10日:式秀親方が力士一人ひとりと面談し、不満や改善点を確認したと日刊スポーツが報じる。
- 8月11日ごろ:稽古の再開が報じられ、部屋の運営正常化に向けた動きが伝えられた。
この問題を理解するうえで重要なのは、女将と日本相撲協会の関係です。日刊スポーツが2020年8月10日に報じた内容によると、相撲部屋の女将は伝統的に部屋の裏方業務や力士の生活管理を担ってきましたが、協会員ではなく、協会との雇用関係もありません。そのため、協会が女将本人に直接処分を科すことには制度上の難しさがありました。
一方で、女将が実際の部屋運営に大きく関与している場合、力士の生活環境や指導方法に問題が生じても、公式な権限と実務上の責任が一致しない可能性があります。協会が対応する場合には、師匠の監督責任を問う形になりやすいという構造的な課題が指摘されました。
つまり、2020年の騒動は、単に女将と力士の相性をめぐる話として片づけられるものではありません。師匠の健康状態、部屋付き親方の不在、女将の役割、協会の監督権限という複数の要素が重なっていました。
なお、2026年10月時点で日本相撲協会の公式部屋紹介ページから確認できるのは、主に師匠や所属力士などの基本情報です。2020年の問題に関する調査の最終結論や、具体的な処分・再発防止策の全容は、同ページには掲載されていません。騒動があったことと、個別の疑惑がすべて正式に認定されたことは分けて理解する必要があります。
【力士育成の実態と評判】個性的なしこ名と番付から見える現在地
式秀部屋には、赤虎、大当利、宇瑠寅、爆虎神など、印象に残るしこ名を持つ力士が在籍しています。個性的なしこ名は式秀部屋を特徴づける要素の一つで、相撲ファンが力士の名前を覚えるきっかけにもなっています。
部屋の育成方針については、過去の紹介記事で、明るさや元気を重視する指導姿勢が取り上げられてきました。ただし、方針として掲げられる理念と、日々の稽古や生活管理が実際にどのように行われているかは別の問題です。育成の実態を判断するには、力士の成績だけでなく、稽古環境や健康管理、指導体制なども考慮する必要があります。
競技成績に目を向けると、式秀部屋は2012年に千昇が十両へ昇進した実績を持ちます。一方、相撲記録を整理した観戦ガイドによると、2026年9月場所時点では関取が不在で、最後に関取が在籍したのは2013年3月場所でした。現在は序二段や序ノ口の力士が中心となっています。
この数字は、関取の輩出という面では長期間にわたって厳しい状況が続いていることを示しています。ただし、関取がいないという一点だけで、部屋の育成環境が良いか悪いかを断定することはできません。力士の成長には本人の適性、けが、経験、稽古内容など複数の要因が関係するからです。
また、2020年の運営問題を踏まえると、相撲部屋の評価には競技成績とは異なる視点も欠かせません。師匠が力士の状態を把握できているか、生活管理の指示が適切か、問題が起きた際に相談できる経路があるか。こうした点は、力士が安心して競技を続けるための基盤になります。
式秀部屋を継続的に応援する場合は、珍しいしこ名や話題性だけでなく、各力士の番付推移、勝ち越しの有無、昇進の動きにも注目するとよいでしょう。部屋の評判を調べる際にも、過去の騒動に関する報道と、現在の公式情報を分けて確認することが大切です。
【入門希望・後援会】問い合わせ方法と申し込み前の確認点
式秀部屋への入門を希望する人や、後援会への入会を検討している人にとって、最初の確認先は部屋から発信される案内です。式秀部屋のFacebook案内では、力士の入門希望と後援会の申し込みを随時受け付ける旨が告知され、問い合わせ方法としてFAXが案内されています。
問い合わせ先として案内されているFAX番号は0297-66-9836です。入門希望の場合も後援会への入会希望の場合も、まずは部屋側に連絡し、現在の受付条件や必要な手続きを確認してください。
力士として入門を希望する場合
相撲部屋への入門は、単に稽古を体験することとは異なります。日々の稽古に加え、共同生活や本場所への出場を含む競技生活を送ることになります。問い合わせの際には、入門を希望していることを明確に伝え、年齢、身長・体重、スポーツ経験などの基本情報を整理しておくと相談が進めやすくなります。
実際の入門には、日本相撲協会が定める新弟子検査などの要件や手続きが関わります。必要な基準、提出書類、検査日程などは個別に確認し、自己判断で入門できると決めつけないようにしましょう。未成年者の場合は、保護者への説明や同意についても事前に確認することが必要です。
後援会への入会を希望する場合
後援会は、部屋や所属力士を応援するための仕組みです。式秀部屋のFacebook案内では随時受付が告知されていますが、会費、特典、活動内容、申し込み後の手続きなどの詳細は、案内内容を確認して部屋へ問い合わせる必要があります。
特に、入会金や年会費、会員向け行事の有無、会費の支払い方法などは、入会を決める前に確認しておきたい項目です。公開されている案内だけで条件を判断せず、最新の情報を直接確認することをおすすめします。
なお、入門希望と後援会入会では目的も手続きも異なります。FAXで問い合わせる際は、どちらを希望しているのかを明確に記載すると、必要な案内を受けやすくなります。
【式秀部屋】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年現在、式秀部屋の師匠は誰ですか?
A1:日本相撲協会の公式サイトによると、師匠は式守秀五郎親方です。現役時代は北桜のしこ名で活躍し、最高位は前頭九枚目でした。
Q2:式秀部屋の所在地と入門希望の問い合わせ先はどこですか?
A2:所在地は茨城県龍ケ崎市佐貫4-17-17です。式秀部屋の案内では、入門希望や後援会についてFAX番号0297-66-9836での問い合わせが案内されています。訪問や見学を希望する場合も、事前に部屋へ確認してください。
Q3:式秀部屋の女将問題はどうなったのですか?
A3:2020年8月に力士9人が一時的に部屋を離れ、女将の指導や生活管理への不満を訴えたと報道されました。力士たちはその後部屋に戻り、協会側の聞き取りや師匠との面談、稽古再開が伝えられています。ただし、当時報じられた個々の訴えと協会の正式な事実認定は区別する必要があり、公式部屋紹介ページには調査の最終結論や処分の全容は掲載されていません。
まとめ:式秀部屋の今後を見極めるための判断基準
式秀部屋は、1992年に元小結・大潮が創設し、2013年に元北桜の式守秀五郎親方が継承した相撲部屋です。現在は茨城県龍ケ崎市に拠点を置き、出羽海一門に所属しています。2026年の所属力士を調べる際には、9月場所の番付と9月30日に発表された黎大丸の引退情報を照合するなど、資料の更新時期にも注意が必要です。
過去には、女将と力士の間で指導や生活管理をめぐる問題が表面化し、日本相撲協会が直接対応する際の制度的な難しさも報じられました。この出来事から見えてくるのは、相撲部屋の運営では師匠の責任、日常の管理を担う人の権限、問題発生時の相談・対応体制が密接に関係するということです。
今後の式秀部屋を評価する際は、話題性や過去の報道だけにとらわれず、公式の所属力士一覧、番付の変化、入門や後援会に関する最新案内を継続的に確認することが大切です。競技面では力士一人ひとりの成長を追い、運営面では透明性と適切な指導体制に目を向ける。その両面から見ることで、式秀部屋の現在と今後をより具体的に理解できます。 (出典: 式秀部屋(Yahoo!ニュース))