自分のペットや家族の写真からLINEスタンプを作りたい。でも、販売したり、審査に出したりするのは面倒……。そんな人に向けて、「LINEスタンプは自分用なら申請なしで作れるのか」という疑問を、2026年10月時点で確認できる公式情報をもとに解説します。
先に結論をお伝えすると、LINEのトークで使える正式な自作スタンプを作る場合、自分用であっても、LINEスタンプメーカーを通じた審査申請が必要です。「プライベート設定」を利用すればショップ内での露出を抑えられますが、完全に自分だけが閲覧・購入できる仕組みではありません。作成費用と利用料金も分けて考える必要があります。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:LINEスタンプメーカーで正式なスタンプを作る場合、自分用でも審査申請を省略できません。
- 要点2:プライベート設定は検索結果やランキングなどへの表示を制限する機能で、アクセスできる人を限定する機能ではありません。
- 要点3:アプリでの制作は無料ですが、家族や友人がスタンプを使うには原則として購入が必要です。申請自体を避けたいなら、画像として送る方法が代替案になります。
【結論】LINEスタンプは自分用なら申請なしで作れる?2026年の真相
「LINEスタンプを自分用に作るだけなら申請不要」という情報を見かけることがあります。しかし、LINE Creators Marketの公式案内とCreators Appヘルプセンターの説明を確認すると、正式なスタンプとして利用するための手続きは省略できません。
LINEスタンプメーカーは、スマートフォンで写真や動画を加工し、オリジナルスタンプを制作できるLINE公式アプリです。自分だけで楽しむ目的でも、完成したスタンプをLINEのスタンプショップで取り扱える状態にするには、審査をリクエストし、承認後に販売を開始する必要があります。
ここで誤解しやすいのが、「販売目的ではないこと」と「販売手続きを行わないこと」は別だという点です。売上を得ることが目的でなくても、スタンプの利用には所定の申請・審査・販売開始の流れが関係します。
一方、申請そのものを避けたい場合は、写真やイラストを加工して画像としてトークに送信する方法があります。ただし、これはLINEのスタンプ一覧に登録された正式なスタンプとは異なります。
つまり、選択肢は次の2つです。
LINEの正式なスタンプにしたい:LINEスタンプメーカーで制作し、審査申請と販売開始の手続きを行う。
申請せずに画像を送りたい:写真やイラストを加工して、通常の画像としてトークに送信する。
【非公開設定の仕組み】検索されないのに他人が見られる理由
自分用のLINEスタンプを作る際に重要なのが「プライベート設定」です。LINE Creators Marketの公式ヘルプによると、この機能は新着やランキングなどへの表示を制限するためのものです。スタンプ自体をパスワードで保護したり、購入者を特定のLINEアカウントだけに限定したりする機能ではありません。
「LINEスタンプを非公開にしたのに、他人も見られるのはなぜ?」という疑問は、この仕組みを理解すると解消できます。
LINE STORE/ショップ非公開に設定すると、通常は新着一覧、ランキング、検索結果、クリエイターのスタンプリストページに表示されなくなります。しかし、購入ページに直接アクセスした人は、そのスタンプを閲覧・購入できます。
たとえば、作成者が購入用ページの情報を共有した場合や、トークルームなどに送信された非公開スタンプを相手がタップした場合、相手が購入ページへアクセスできることがあります。これは、ショップ内検索で一般公開されていることとは別の話です。
非公開でも検索されるように見える場合は、LINE内のショップ検索なのか、共有された購入ページへのアクセスなのかを区別してください。公式ヘルプが説明する非公開設定は、購入ページそのものへのアクセスを遮断するものではありません。
| 比較項目 | ショップ公開 | ショップ非公開 |
|---|---|---|
| 新着・ランキングへの表示 | 表示対象になる | 表示されない |
| LINE内のショップ検索 | 検索対象になる | 検索結果に表示されない |
| クリエイターのスタンプリスト | 表示対象になる | 表示されない |
| 購入ページへの直接アクセス | 可能 | 可能 |
| 家族や友人による購入 | 可能 | 可能 |
| 購入者を家族だけに限定 | できない | できない |
| 審査申請 | 必要 | 必要 |
非公開設定の目的は、あくまでも不特定多数の人に見つけられる機会を減らすことです。「非公開にすれば自分だけが使える」「家族以外は購入できない」と考えるのは誤りです。
【初心者向け】LINEスタンプメーカーで自作する手順
写真からLINEスタンプを作るなら、まず検討したいのがLINE公式のLINEスタンプメーカーです。無料でダウンロードでき、写真の切り抜きや文字入れ、装飾などを使ってスマートフォンだけで制作できます。
ここでは、ペットの写真や自分で描いたイラストを使う場合を想定し、初心者向けに手順を整理します。
手順1:LINEスタンプメーカーをインストールする
公式アプリをスマートフォンにインストールし、画面の案内に沿ってスタンプ制作を始めます。LINEのスタンプとして申請する場合は、必要なアカウント登録なども済ませておきましょう。
手順2:写真やイラストを用意する
ペットの表情、日常の写真、手描きのキャラクターなど、スタンプにしたい素材を選びます。写真を使う場合は、背景を切り抜いたり、不要な部分を調整したりすると、トーク画面でも見やすくなります。
手順3:文字や装飾を追加する
「ありがとう」「了解」「おやすみ」など、日常会話で使いやすい言葉を入れてみましょう。LINEスタンプメーカーでは、文字や装飾を追加してオリジナルのデザインに仕上げられます。
手順4:必要な個数をそろえる
通常の静止画スタンプは、1パッケージにつき8個、16個、24個、32個、40個から選択します。公式ヘルプでは、通常のスタンプを販売する場合、最低8個が必要と案内されています。
最初から40個を作る必要はありません。初心者なら、まず8個で「おはよう」「ありがとう」「了解」「ごめんね」など、実際の会話で使いやすいセットを目指すと取り組みやすくなります。
手順5:スタンプ情報を登録する
メイン画像、タイトル、説明文などの必要情報を登録し、販売に関する設定を確認します。自分用に使いたい場合は、この段階でプライベート設定を確認しておきましょう。
手順6:審査を申請する
プレビューで画像や文字の見え方を確認したら、審査をリクエストします。承認された後、販売開始の手続きを行うと、LINEで利用できる正式なスタンプになります。
なお、写真に写っている他人の肖像、キャラクター、ブランドロゴなどには権利上の注意が必要です。自分で撮った写真であっても、写っている人や写真に含まれる第三者の権利を自由に利用できるとは限りません。
【作成費用は無料?】自分用と家族・友人用で異なる料金の考え方
LINEスタンプメーカーは無料でダウンロードでき、スタンプの制作自体にも通常のアプリ利用料はかかりません。ただし、作成費用が無料であることと、完成したスタンプを誰でも無料で使えることは別です。
LINE Creators Marketの公式FAQでは、条件を満たすスタンプについて、クリエイター本人が無料でダウンロードできる仕組みが案内されています。一方、家族や友人が使う場合には、原則として購入が必要です。
特に確認したいのは、次の3点です。
制作費:LINEスタンプメーカーのダウンロードや、アプリ内での通常のスタンプ制作は無料です。
クリエイター本人の利用:2019年6月26日以降にLINEスタンプメーカーで審査申請したスタンプは、所定の条件を満たせば本人が無料でダウンロードできます。ただし、LINEスタンプメーカーのバージョン4.0以降で申請時に「有料ダウンロード/売上分配額あり」を選んだスタンプは、この無料ダウンロードの対象外です。
家族や友人の利用:プライベート設定にしても無料配布できるわけではありません。相手が使うには原則として購入が必要で、購入用ページを共有するなどの方法で案内できます。
販売価格は所定の価格帯から設定します。LINEスタンプメーカーの公式案内には、120円からの価格帯が掲載されています。非公開にしたからといって、家族だけに無料で配布できる仕組みが追加されるわけではありません。
家族や友人にも使ってほしい場合は、非公開設定にしたうえで購入用ページを共有する方法が考えられます。ただし、ページを知っている人ならほかの人もアクセスできるため、厳密な利用者制限にはなりません。
【なぜ申請なしでは作れない?】審査・販売申請が必要な理由
「自分しか使わないのに、なぜ審査が必要なのか」と疑問に感じる人もいるでしょう。ポイントは、LINEスタンプメーカーが画像を作るだけの編集アプリではなく、LINEのスタンプショップで利用できる作品を制作・申請する公式サービスであることです。
LINE Creators Marketの審査ガイドラインでは、画像の仕様や表現内容、権利侵害の可能性などが審査対象になります。個人用のつもりで制作した場合でも、正式なスタンプとして登録する以上、所定のルールが適用されます。
特に写真を使う場合は、次の点に気をつけてください。
他人の写真を使う場合は、本人の同意や肖像権に配慮する。
アニメやゲームのキャラクター、企業ロゴなどを無断で使用しない。
第三者の著作物を含む場合は、必要な利用許諾を確認する。
公序良俗に反する表現や、審査ガイドラインに抵触する内容を避ける。
申請手続きでは、スタンプの基本情報を登録し、画像を提出して審査をリクエストします。承認されたら販売開始の操作を行います。LINEスタンプメーカーの公式案内では、審査は約2日間、早ければ数時間で完了すると説明されていますが、実際の所要時間は作品や審査状況によって異なります。
一方、プライベート設定は審査そのものを省略するための機能ではありません。申請時にショップ非公開を選んでも、正式なLINEスタンプとして使うための手続きは必要です。
また、LINEスタンプメーカー以外の無料アプリで写真を加工しても、それだけでLINEの正式なスタンプ一覧に登録できるわけではありません。画像制作アプリと、LINEのスタンプとして登録する仕組みは区別して考えましょう。
【プロの結論】自分用スタンプに向いている方法とおすすめできない方法
目的に合った方法を選ぶには、「LINEのスタンプ一覧から呼び出したいのか」「申請せずに画像を送りたいのか」「家族にも使ってもらいたいのか」を最初に整理するのが近道です。
LINEスタンプメーカーが向いている人
ペットや家族の写真を正式なLINEスタンプにしたい人。
自分のトークでスタンプ一覧から使えるようにしたい人。
ショップ内での露出を抑えながら、家族や友人にも購入してもらいたい人。
写真の切り抜きや文字入れなどをスマートフォンで手軽に済ませたい人。
申請なしの画像送信が向いている人
審査や販売開始の手続きをしたくない人。
数枚の画像を自分のトークで使えれば十分な人。
スタンプショップへの登録や、購入用ページの管理をしたくない人。
申請なしを優先するなら、写真編集アプリなどで画像を作り、通常の画像として送信する方法が現実的です。ただし、正式なLINEスタンプのようにスタンプ一覧から選択して送る仕組みとは異なります。
反対に、LINEのスタンプ一覧に登録したい場合は、審査申請を避ける方法を探し続けるより、最初からLINEスタンプメーカーを使うほうが手続きも分かりやすくなります。
【LINEスタンプを自分用に作る方法・申請なしの真相】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:LINEスタンプは自分用なら申請なしで無料で作れますか?
A1:制作自体は無料ですが、LINEの正式なスタンプとして利用するには審査申請と販売開始の手続きが必要です。申請を避けたい場合は、画像としてトークに送る方法を検討してください。
Q2:プライベート設定にすれば、自分だけが使えるようになりますか?
A2:いいえ。新着やランキング、検索結果などへの表示は制限できますが、購入ページに直接アクセスした人は閲覧・購入できます。アクセスできる人を自分だけに限定する機能ではありません。
Q3:非公開のLINEスタンプを家族や友人に無料で配れますか?
A3:原則として無料配布はできません。相手が利用するには購入が必要です。購入用ページを共有する方法はありますが、リンクを知っている人のアクセスまで制限することはできません。
Q4:LINEスタンプメーカー以外の無料アプリでも作れますか?
A4:写真やイラストを加工すること自体は、ほかの画像編集アプリでも可能です。ただし、LINEの正式なスタンプとして登録するには、所定の申請・審査手続きが必要です。
Q5:自分が作ったスタンプは無料でダウンロードできますか?
A5:条件を満たせば、クリエイター本人は無料でダウンロードできます。ただし、申請時の売上分配設定によっては対象外となります。申請前にLINE Creators Marketの公式FAQで条件を確認してください。
まとめ:2026年も「申請なし」と「非公開」は別の仕組み
2026年10月時点で確認できるLINEの公式案内では、LINEスタンプメーカーで作成した正式なスタンプを、自分用という理由だけで申請なしに利用することはできません。
プライベート設定は、ショップ内での表示を抑えるための機能です。検索結果やランキングなどには表示されなくなりますが、購入ページへの直接アクセスは可能であり、家族や友人だけに利用者を限定するものではありません。
判断基準はシンプルです。正式なLINEスタンプとして使いたいなら、LINEスタンプメーカーで制作して審査を申請する。申請を避けたいなら、画像として送信する。この違いを理解しておけば、「申請不要」「完全非公開」「無料で家族に配れる」といった誤解を避けながら、自分の目的に合った方法を選べます。
参考情報:LINE Creators Market公式「LINEスタンプメーカー」「ご利用方法」「スタンプ審査ガイドライン」、Creators Appヘルプセンター「プライベート設定とはどのような機能ですか?」「制作したスタンプを販売せず、自分や周りの人だけで使うことはできますか?」 (出典: lineスタンプ 作り方 自分用 申請なし(Yahoo!ニュース))